商業の街、日本橋

今も昔も日本橋は商業の中心地です。日本橋というとオフィス街をイメージする人が多いのではないでしょうか。
これは日銀や、証券取引所などがあるからでしょう。しかしこれは今に始まったことではなく、日本橋には江戸時代から続く老舗が数多くあります。現在の三越に当たる越後屋や、千疋屋、うぶけや等です。ここ最近では2014年春に開業したコレド室町などが話題となりました。オフィス街とショッピングスポット、イメージは異なりますが、昔も今も人が集まり、お金が動く街には変わりはありません。
またその街の名前ともなっている日本橋は、日本橋川にかかる国道の橋です。日本全国の道路の始点になっています。もともとはかの有名な徳川家康の命令によって作られました。当初は木造で現在に至るまで数回焼け落ちています。そんな日本橋は五街道の起点となって、にぎわう場所として浮世絵などにも度々登場しています。葛飾北斎の富嶽三十六景や、歌川広重の東海道五十三次などが有名です。こういった浮世絵からは日本橋は魚河岸があり、台所役を務めてきたことも見て取れます。人の往来も激しかったことも分かります。
このように日本橋は今も昔も、人が集まり経済が動く街として栄えています。それはきっとこれからも続いていくのではないでしょうか。